こんにちは。けんです。
ずいぶん前になりますが、F値とシャッタースピードの関係をお伝えしました。
ですが、みなさんが良く耳にする、「絞りを絞る」と「絞りを開ける」とか
この表現の仕方を理解することについて言えば、解りにくいものだったかも知れません。
そこで今回は、イメージを膨らませて頂くために、下のような画像を用意しました。
スマホ撮影なので、画像が見にくいですがイメージは伝わると思います。
絞りを開けるということ
まずはこれ。
絞りを最大まで明けた状態のレンズ。(絞りの開放)
この状態では、F値がどうなっているかというと、F値は小さくなっています
F値が小さいつまり、背景が良くボケる、シャッタースピードを早くできる。
被写界深度が浅くなる(ピントの合う部分が狭い)ということです。
絞りを明けたレンズの写真をみて頂くと、レンズの奥に緑の植物のようなものが
見えるのが解ると思います。
これだけよく奥が見えると光が沢山入ってくることは容易に想像できますよね。
絞りを絞るということ
今度は逆です。
絞りを絞るとこうなります。
ずいぶんと穴が小さくなりました。
まったく奥がみえませんね。これが絞りを絞り切った状態です。
明らかに、光の入ってくる量が少ないと感じることが出来ると思います。
この状態だとF値は最大までおおきくなっています。
つまりピントの合う範囲が広くなり、背景はボケにくい。
シャッタースピードも遅くなる。
普段みなさんは、カメラ本体のダイヤルでF値を操作しているので、
レンズがどんな風に
光を調整しているかイメージしにくい状態だったと思います。
この穴の状態をダイヤルを使って、大きくしたり小さくしたり、中くらいにしたりと
数字の分だけ微調整できるようになっています。
こんな感じです。イメージしやすくなりましたか??