家庭菜園って意外とお金が掛かる
畑を借りて、家庭菜園を始めるようになって知ったこと。
それは意外とお金が掛かるということ。
肥料代、苗代、種代、資材(支柱やマルチ)など。
なかでも一番は消耗品である肥料代。種は採集すればなんとかなるでしょうけど、
手間がかかるし、種から苗を育てるのはとても大変です。
キャベツとリーフレタスの苗を作ろうと育苗中。
徒長しまくりで失敗を重ねています。
苗代を浮かそうと始めた育苗ですがいつ頃元が取れるやら。。。
手法が確率すれば、この育苗器で葉物野菜の苗が作れそうです。
冬でもこの育苗器であれば、発芽はします。早いものは3日。
そこから定植できるまでどう育てるか。
今いろいろ実験中です。
極上ボカシ肥の作り方!?
そして次にお金が掛かるのが、肥料です。
私は、目指せ完全無農薬、有機栽培です。
化成肥料は使いません。ボカシ肥が作れるようになるまでは。。。
ボカシ肥の材料
この雑誌に掲載されている作り方をみて実践中なのです。
- 油粕
- 米ぬか
- 骨粉
- 秘密1
- 秘密2
トータルで総量10kgになります。
(購入者のみ知る権利がある為、秘密の材料と詳細使用量は書きません。)
今までは、いろいろなサイト様を見て、嫌気性ボカシやEMボカシ、納豆菌ボカシを
米ぬかコフナで作っていました。
コフナはフランスパスツール研究所生まれの微生物資材。
コーランネオを使われる方が多い中、自分はコフナを選択。
理由は人と同じが嫌だからです。そんだけ。
ぼかし肥料とは何ぞや…?有機肥料、化学肥料との違いを紹介! | ぱずーの農業日記
ボカシ肥料は10人十色です。
決まった作り方がありません。効果も出来上がりも人それぞれ。
しかし、このやさい畑ではしっかり伝授されておりました。
効果も確認済みとキタ。
これはキターーーーーーとばかりに実践に至ったわけです。
壁にぶち当たる
必要なものをすべて揃えて、発酵が始まるところまで良かったんです。
温度確認の為、温度計も購入。70℃前後まで温度上昇するとのことですので
100℃対応。割れないように金属ケースもセットで。
ボカシ肥の様子
1~3日目
温度上昇なし
蓋を閉めていたので水滴がたまっていた。
水分が過剰になるといけないので、ちょっと開けた
4日目
温度上昇を確認 手を突っ込むとじんわりあったかい
5日目
温度計到着。突っ込んで確認 68℃
6日目
60℃~69℃をいったりきたりしているもよう
この時点で表面に変化はなし。
温度が上がり過ぎそうだったので切替すと、中には白い菌が発生していた。
雑誌は表面を白い菌が覆っていたが、違う。
そして、臭い。。。。アンモニア臭。
7日目
45℃くらいになる。
アンモニア臭は継続中。更にくしゃい。
夏場じゃなくて良かった。
熱で水分が飛んでいるようだったので霧吹きで噴霧しながら切り返す。
蓄圧式は均一に細かく、スプレーできるので最高にいい。そして楽。
シューーーーーーーーと持続して好きなだけ噴霧可能。
8日目 今ここ
くしゃいことに替りはないが、少しにおいが落ち着いたかな?
温度は50℃くらい。切り返しはしていない。
写真は臭さのあまり撮れません。(笑)
頑張って撮ったらUPします。
アンモニア臭は失敗なのか
ここで問題なのは、アンモニア臭がするのは失敗なのか?
雑誌には発酵が進むと甘い香りがすると書いてあります。
むむっ!うちのはくっせーよ。先生。
読み返すも、くっせー香りちゃん様のことは一切書かれていません。
そこで、もう一人の師であるグーグル師匠にお尋ねしました。
- 脂肪とタンパク質
脂肪やタンパク質は次式のように酸化分解し、二酸化炭素、水、アンモニアを放出しながら徐々に分子量の小さな物質になる。
- CxHyNzOp + a O2 → CuHvNwOq + b CO2 + d H2O + e NH3
脂肪とタンパク質の分解で生じたアンモニアが水と反応して水酸化物イオンが生じ、堆肥原料をアルカリ性にする。
- NH3 + H2O → NH4+ + OH−
- 硝化
アンモニアは好気性微生物の硝化菌によって硝酸塩に酸化される。硝酸塩は植物の養分であり、最も使いやすい窒素源である。
まず亜硝酸菌によってアンモニウムイオンが亜硝酸塩に酸化される。
- NH4+ + 3/2 O2 → NO2− + H2O + 2 H+
次に硝酸菌によって、亜硝酸塩は硝酸塩に酸化される。
- NO2− + 1/2 O2 → NO3−
このような過程を経て土壌中に、窒素が固定される。
Wikipediaより抜粋
こんな記述をみつけました。
ボカシではありませんが、発酵の過程としては同じでしょう。
ということで好気性発酵では、有機物が分解される過程で発生するということですな。
また、脱窒素反応が起こり、養分である硝酸塩も最終的には窒素ガスになってしまう。
Wikipediaより抜粋
読み進めるとこのような記述が。
へっ??
窒素分が無くなるの?それって窒素のねぇ肥料になるんでね?と。
しかし、このボカシ。
考案者によってこの点を克服するための材料が含まれているのです。
ナイス先生。
ということで結果。アンモニア臭は失敗ではない。
ちょと水分が多かっただけ。
温度は許容範囲内なのでこのまま切替しながら、見守ります。
雑誌では、切り替えしは一回なのですが、1~3日目の蓋をしめていたのが
良くなかったのでしょうね。
うまくいきますよに。材料的にはもう一度できる材料を用意しているので
最悪、もう一回はトライできそうです。
ボカシ肥マスターになることができれば市販の化成肥料、
有機肥料を使うことに比べてコスパよく肥料ができるようになります。
凝り始めると止まらない。面白いですね。
野菜作り、肥料づくり。楽しいです。