イオン液体を利用した経皮吸収型製剤技術
イオン液体を利用した経皮吸収型製剤技術を武器にしようと
日夜研究を重ねている創薬ベンチャーですが、暗雲が立ち込めています。
というのも、イギリスのウォーリック大学の研究者と生体接着の医薬品を
得意分野とするMedherant社が画期的イブプロフェン・パッチの開発に成功
しており、来年、もしくは再来年には市場で販売されるとのことです。
鎮痛効果
エトドラク:強い (ETOREAT)
イブプロフェン:普通 (他社貼り薬)
ケトプロフェン:普通 (モーラステープ)
対象はイブプロフェンですが、Medherant社の技術は様々な成分をパッチ化
することができる可能性があるようです。
下記がそのリリース記事です。
http://www.medherant.co.uk/worlds-first-ibuprofen-patch
Medherant社のパッチの特徴
上記サイトを要約したものです。
・ 薬の量がパッチ自体の重さや体積の30%に達するほどの量になっても、
パッチ自体の粘着性は落ちない。
これは従来の医療用パッチやジェルの5~10倍の性能であることを示す。
・従来の医療用パッチやジェルでは不可能だった、
長時間(12時間)にわたり一定量の薬を 放出で きる性能を持っている。
・透明で見た目がスッキリしていて、他の類似製品よりも高い粘着力を
持ちながら、剥がしやすい特性を持っている。
この情報は去年の12月上旬のものです。
不覚。。。
Forbes, DailyMail, ScienceDaily, Medical News Todayが
世界に公表しております。
持ち株は売ることに
もちかぶは損切りしてうることにしました。
メドレックスが研究をしている間に、同じ技術いや、それ以上の可能性
をもつ技術が登場しております。
技術は違えど、研究スピードの違い、さらには今後の再度の増資懸念
暗雲が立ち込めてしまいました。
個人的には少しでも応援したいところですが、
現在の外部要因を考慮すると退避せざるを得ません。
今後どうなるか、不明ですがウォッチだけは継続しようと思います。