送電網の強化と高圧直流送電(HVDC)の需要拡大
送電網の強化と高圧直流送電(HVDC)の需要拡大の中で、成長が見込まれる企業
1. 日立製作所 (コード: 6501)
2.住友電気工業 (コード: 5802)
3. 古河電気工業 (コード: 5801)
4. ダイヘン (コード: 6622)
5. 明電舎 (コード: 6508)
ただこれだけではつまらない。一番有力だと考えられる企業はやはり日立か。
特に子会社の日立エナジーは高圧直流送電(HVDC)で世界シェア首位を占めており、商用HVDC技術を開発した企業としての歴史がある
ここで、もういっぽ踏み込んで考えてみよう。日立を買えば良いというわけではない。
ケーブルを生産する必要があり、かつ資源需要も旺盛となる
送電ケーブルの生産には、特に銅やアルミニウムなどの金属、プラスチック絶縁材料、そして高性能の合成材料が必要。これらの資源を提供する企業や、これらの材料を使用して高性能ケーブルを生産する企業は、送電網の強化や拡張に必須。
日本の送電ケーブル市場および関連資源供給において、特に重要な役割を果たす企業を考えてみよう。
1. 住友電気工業株式会社 (コード: 5802)
世界有数のケーブル製造企業であり、高圧送電ケーブルや海底送電ケーブルの分野で大きな実績を持っています。特に耐久性と耐熱性に優れたプラスチック絶縁体の技術があり、国際的なプロジェクトにも多数参加している
2. 古河電気工業株式会社 (コード: 5801)
海底送電ケーブルをはじめとするケーブル製品の製造で知られる企業です。光ファイバーケーブルや高性能な電力ケーブルの分野で、国内外のプロジェクトに製品を供給している
3. 三菱マテリアル株式会社 (コード: 5711)
日本の非鉄金属製造企業で、特に銅製品の供給において重要な役割を果たしています。送電ケーブルの主要な材料である銅の製錬・加工を手掛けており、国内外のケーブル製造業者への原材料供給を行っている
4. JX金属株式会社 (コード: 5020)
日本の大手総合エネルギー、資源企業で、銅の製錬・販売を行っています。高品質な銅製品は、電力ケーブルをはじめとする多様な産業用途に利用されている
5. 昭和電線ホールディングス株式会社 (コード: 5805) 現社名:SWCC
電線・ケーブルの製造を行う企業で、高圧送電ケーブルや情報通信ケーブルなど、幅広い製品ラインナップを持ちます。特に電力・通信インフラの整備に貢献しています。
資源とリサイクル
1. 住友金属鉱山株式会社 (コード: 5713)
日本を代表する非鉄金属企業の一つで、国内外で銅資源の開発に積極的に関わっています。特に、住友金属鉱山は南米チリのカセロネス銅鉱山など、海外での銅鉱山プロジェクトに権益を持っており、世界的な銅供給に貢献している
2. 三井金属鉱業株式会社 (コード: 5706)
非鉄金属の製錬及び販売を行う企業で、銅をはじめとする金属の資源開発にも関与しています。三井金属鉱業は、国内外の鉱山プロジェクトに投資し、特に海外の銅鉱山開発に積極的
3. DOWAホールディングス株式会社 (コード: 5714)
DOWAは鉱業から金属リサイクルまで、非鉄金属に関わる幅広いビジネスを展開している企業です。銅資源に限らず、貴金属やレアメタルのリサイクルにも力を入れており、持続可能な資源利用に貢献しています。
三菱マテリアルが安すぎないか?という感じはする。
ファンダ的にバランスが良いのは昭和電線(SWCC)